竹下文子さん文、町田尚子さん絵「なまえのないねこ」は図書ボランティアさんがおすすめしていた絵本の一つ。

猫大好きな娘もワクワクしながら読んでいました♡
今日は「なまえのないねこ」を読んだ感想を簡潔にまとめたいと思います。
選書のお役に立てたら幸いです!
あらすじ
八百屋や書店、パン屋、蕎麦屋、喫茶店などの飼い猫たちが、みんな持っている「名前」に憧れている、ひとりぼっちの猫。
絵本ナビ
ある日、お寺の猫に「自分で好きな名前をつければいいじゃない」と言われ、名前を探すことに。
名前のない猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
愛猫家で猫が主人公の作品を多く発表している作家と、同じく愛猫家で猫の絵が人気の画家による猫愛に溢れた絵本。
主人公の猫ちゃんは生まれた時から野良猫で、誰にも飼われたことがないため名前がありません。
猫ちゃんが近所の猫達が名前で呼ばれているのを羨ましく思う気持ち、わからなくもないですね。
名前には意味がある
猫ちゃん達は、名前があるだけではなく、それぞれ意味があることを知っていました。
子供に読み聞かせる際に、子供の名前やお父さん、お母さんの名前に込められた意味を教えるのもいいですね!
ノラネコ、あっちいけ、は、名前じゃない
名前を自分でつけたらいいじゃないかとアドバイスを受けた主人公の猫ちゃんは、名前を探しに出かけます。
その道中、「こら!あっちいけ!しっしっ!」と声をかけられ、「そんなのは名前じゃない」と猫ちゃんは思います。
いつもどんな生活をしていたのか考えると悲しくなりました。
本当に欲しかったのは名前じゃない
名前探しの途中、雨が降ってきました。
天気同様猫ちゃんの気持ちもどんよりしている様子。
すると、小さな女の子に声をかけられます。
そうして猫ちゃんは気づくのです。
欲しかったのは名前じゃなくて、呼んでくれる人だったのだと。
中学年のお兄さん、お姉さん向けの道徳絵本
リアリティのあるイラストに道徳的な意味の込められた内容の絵本でした。
対象年齢としては小学校3年生より上のお兄さんお姉さんの方が本質を理解して読めるんじゃないかなと感じました。
意味のある絵本が好きな方や猫が好きな方におすすめの絵本でした!
みなさんも日々の読書に絵本を読んでみてはいかがでしょうか?

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